「エネルギー基本計画」は白紙 あの時の国民会議の声は潰された
朝日新聞1面2面に廃炉作業の取材記事が大きく掲載された。
未だに高線量のままであり、廃炉作業にかかせないホットスポットの綿密な調査も終わっていない。
2011年7月時点では1万トンだった汚染水は現在23万トンに増え、毎日数百トン増加し続けている。
汚染水を浄化する装置もまだ完成せず。
現在進められている除染でさえ汚染物の仮置き場も決めようがなく停滞。最終処分場選定など、汚染水のタンク基地に占領されてしまい、現在の候補地以外の内陸になることだってありえるのではなかろうか?
4号機の使用済み核燃料の取り出しを今年秋から開始する準備が進んでいるが、スムーズに進むとは考えにくい。
メルトダウンした核燃料の取出し技術も全く生み出せていないのに、どうして廃炉は2050年ころと言えるのか?いい加減も甚だしい!
きっと自分は廃炉完了まで生きてはいないだろう。そして子供の代を飛び越えて孫の世代に作業は委ねられているのだろう・・・
こんなこと、あって良いのか?
現在、原子力規制委員会では世界一の安全レベルの安全基準をまとめようとしているが、それだってロシアの隕石落下という想定外の天災の発生したのだから、原発の安全性はどんなことをやっても確保されない。
日本全国民が命をも一瞬にして奪い去る事故ならば文句も言わない。
民主党政権時、原発の是非をめぐって長大な時間をかけて進められた国民会議では脱原発を望む声が70%台を占めていた。そして民主党は2030年代までに原発セロを目指すという「エネルギー基本計画」を閣議決定した。
それが、自民党政権になり、委員会の委員で脱原発派は2人だけになってしまい、2030年を待たずに脱原発を卒業してしまうようである。
福島だけに蓋をして(臭いものには蓋)進めようとする自民党政策。
改めて声を大きくして言いたい!
命よりも金が大事か!
福島は「対岸の火事」か!
茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・山形県・宮城県と接するのが福島なんだぞ!
福島を見捨てるな!
福島の空気を吸え!
福島の水を飲め!
福島の農作物を食べろ!
福島の地で会議を行え!
頭で考えていては分からない!
体感しない限り人心と離れた政策しかイメージできない!
第二・第三の福島を作ってはダメなんだよぉ~!
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