スリングシートを活用、リフト無しでも移乗が可能に…成功事例

ご本人に肉体的負担をかけられない事情があり、ベッドから車椅子への移乗の為にスリングシートで身体を包み、電動リフトを利用して車椅子への移乗ができるようになり、退院した方がいた。
同じ環境を整えて在宅でも同様の方法で通所サービスも可能になるように準備し一安心と思っていたが・・・

老々介護という不安はあったが、やはりリフト操作は難しかったようで、一度も利用できなくて、リフトも車椅子も返却。寝たきり状態となってしまった。

なんとか、リフト無しでも車椅子への移乗ができないだろうか?

一般的な正面から抱きかかえるような方法でベッドから車椅子への移乗方法はご本人の胸部を圧迫する為に負担が大きい上に、介護者のパワーも要求される。
そこで、フルリクライニング車椅子をベッドの脇に置き、横スライドの方法を試みた。
足元を抱える(奥様)人と東部を抱える人(ヘルパーや施設の方)の二名で可能となる。

この移乗方法で2回ほど通所サービスに出かけられたら、ご本人の意欲がアップし、自走式の車椅子で動いたいという希望が出た。それも電動車椅子で動きたいという。(片麻痺があるため)
そうした声に応えるのが自分の役割なのだったが、最大の悩みはどうやればベッドから車椅子への容易な移乗ができるかという点だった。

担当のCMさんと、あーでもない、こーでもないと悩みながら成功したのが次の方法だった。
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退院時に一度だけ使ったスリングシートを活用した「人間リフト」
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車椅子の背板の傾きにベッドのボトムを同じ傾きにして、予め背中に敷きこんだスリングシートの頭部と腰部を二人で息を合わせてベッドから横移動させるという方法だった。
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頭部はスリングシートの中間にある帯の握り部分をそのまま活用。手の平を上に向けた状態で握り内側に捻る。
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腰部はスリングシートの吊りが長いので手が入る程度の部分で豆結びにしてしっかり握れるようにした。

コツは、ベッドから一気に車椅子に移動するのではなく、一度ベッド中央からベッド端部まで移動する。これはたやすくできる。
次に「いち・にい・さ~ん」と声を出しながら車椅子に移動。

あ・れ・れっていう感じで、思っていた以上に簡単に移乗ができた。
ご本人からは喜びの声。

あまりにも上手にできてCMさんといっしょに笑顔。

あまり事例は少ないケースかもしれないが、同様の悩みを持つ方もいらっしゃるかと思って書いてみました。

病院のリハビリ担当の作業療法士の先生にもアドバイスできそうだ(嬉)



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ジャンル : 福祉・ボランティア

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原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
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