リベンジ 座位のままベッドから車イスへの移乗

昨年12月13日、両下肢左上肢麻痺の方の介護サービスで、電動車椅子で自由に移動したいという希望を叶えたいという事で、ベッドから車イスへの移乗を模索し人間リフト方法を試したが、リハの作業療法士から「危険な方法」ということで潰れてしまっていた。
スリングシートを活用、リフト無しでも移乗が可能に…成功事例
潰された人間リフト移乗方法

その後、作業療法士の指導で仰向けのままベッドから介助式タイプのリクライニング車イスに横滑り状態で移乗する安全な方法となり、通所系サービスへも行けるようになった。
でも、介助式車イスでは、自分の意思で自分の力で動くことは一切できなく、ご本人は「地獄のような時間を過ごしてきた。もう、寝たきりで自分はいい・・・」と落ち込んでしまった。
でも、通所系サービスの目的は、社交を通しての精神的なリハビリ効果も期待できるが、もう一つの大きな目的として、介護するご家族に自由な時間を作ることもあり重要だ。

以前は電動車椅子を利用し、週の半分は通所系サービスを長い期間続けてこられた方だったので、そうした姿を見られることだけでも辛かったのだろうと察する。

その後、わがままな性格(良い意味で)は、そのまま落ち込んではいなかった。
どうしても電動車椅子で自由に動きたいという希望を再三CMにアッピール。
相談を受け、早速電動車椅子を手配したところ、なんと新車が届いた。
ただ問題は、作業療法士が納得する移乗方法をどうするか?ご本人の前で関係者が集まって「いろいろ試してみた上で決めましょう」と、慎重な姿勢を崩さない。(否定的な思考)
DSC_2779.jpg
どのような方法が良いか???
当初は電動リフトを利用していたが、介護者(家族)の操作やスペース等の問題があり中断。更に、本人に過大な負担をかけられない事情も重なり、パワフルに抱きかかえて移乗する方法もできなかった。

現場に入る前に、作業療法士も納得する「これなら大丈夫!」というモデルを作ってしまえばいいのだ。
そこで、スライディングボードを利用し、座位のまま横すべりして車イスに簡単に移乗でできる方法を模索。介助する人も誰もが容易にできなければならないので、ヘルパーさんの協力も得ながら職場内で試みた。
DSC_2783.jpg
これなら、いけるかなぁ~
一部動画です。

http://youtu.be/U9lChPlZ7Xw
動画の中で、あぐらを組んでいるのは、両下肢が無いイメージです。
グリーンのパイプはブレーキレバーの延長パイプで差し込むだけで済むように工夫しました。左上肢麻痺があるので、旗ざおを適した長さに裁断し、右上肢だけで操作できるようにアレンジしてみました。
何度か同じ方法を試みましたが介助する方も力がなくても可能で、本人(自分)も一切負担を感じなくできました。

気分を良くして、直ぐに手順書を写真入りで作成し、サービスに入るヘルパーさん全員に移乗介助のレッスンを行う準備を整えました。
どうだ!ESさん(作業療法士)!これならOKだろう!
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テーマ : 介護の仕事日記
ジャンル : 福祉・ボランティア

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こんばんは。
何にでも本当に真剣に取り組む姿、頭が下がります。
それに工夫の人ですね。出来ないことは無いはず。助けられないはずは無い。と言うところからの発想なのでしょう。
貴方のような方がいて下さるだけで前向きな進歩が有るのでしょう。
沢山の方の苦しみをまるでご自分の事のように真剣に思われるのですね。
素敵です!!
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原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

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