座位移動 成功! 電動車イスで広がる行動 そして課題

リベンジ 座位のままベッドから車イスへの移乗
いよいよ本番の日がきた。
新車の電動車椅子を最終点検し、介護にあたる予定のヘルパーさんと最終動作確認を行ってから、利用者がいるリハビリ施設に車椅子を持ち込んだ。
先ずは作業療法士のESさんにホールに来ていtだき、作成した動作の手順書と動画をみてもらう。
ES「・・・ホォ~・・・」
私 「どうですか?」
ES「ここにはギャッジベッドは無く畳の小上がりに休んでいるので、できますかね?」
私 「それはお聞きしていました。大丈夫!できますから!」
ES「では、中に入ってください」
…内心(どこまで偉いんだ!…)等と思ってしまったけど、これからが本番。

約20人位の利用者が部屋の中央にある長いテーブルを囲んで孫くらいのリハビリスタッフのお話を聞かれていた。
その一番奥に沈んだ表情で視線を別の方向に外したSさんがいた。
早速、介護スタッフの協力を得て畳ベッドから電動車椅子への移乗を試みた。
ギャッジアップはシーツごとマンパワーで行うのだが、問題なくできる。
さて、本番だ。1度の失敗も許されない。そこで、
「掛け声がポイントなんです!
『いち・にぃ・さん』ではダメです。『いち・にぃ・さ~~ん』なんです。
いいですか?ゆっくりやることがコツなんです。」
と、お尻を移動させるスタッフの方に真剣な目でお話して、そして確認。

お互い声を出しながら『いち・にぃ・さ~~ん

重い身体がストンと車椅子に移乗できた。

介護スタッフの方が直ぐに「いやぁ、簡単にできた!」と言って下さった。

観察していたESさんは何やら専門用語を言っていたけど「ここは畳だったから問題なくできたのでしょう」
(…何だよ?畳だから出来たってか?電動ベッドなら、もっと楽にできるのに、まだ認めたくないんだな?)

そしてES「これから帰宅しますが、自宅での車イスからベッドへの移乗動作を確認して判断します」だって。
私「では、4時半に自宅でお待ちしています。」
DSC_2794.jpg
自宅では既に研修済みの幣事業所のヘルパーさんがサービス待機していた。打ち合わせ通りにやってくださった。
施設の若い介護スタッフの方も負担無くできた様子で、この方法ならばいけるとの声が出た。
ESが奥様に話出した「用具のSさんが、いろいろ検討して下さり、この方法であれば電動車椅子の利用も可能だと思います。」
何度も移乗動作の確認をしたためか、Sさんの表情には少々疲れがみられたので「今日はお疲れさまでした。次回はもっと楽に出来るようになりますからね。」と声をかけて退席した。
DSC_2787.jpg
ただ、ご本人が気にしていたことがある。電動車椅子のジョイスティックの位置が高くて、テーブルの下まで車イスを寄せられない。ジョイスティックがテーブルにぶつかってしまうのだ。
車イスメーカーの設計には、このような施設利用は想定されていないのか、高さ調節ができない。
テーブルで食事やお茶を飲むには、なんとかしなければならない。
届いたばかりの新車を改造してしまうには、所有者の同意を得なければならない。
まぁ、なんとかするさ!
DSC_2792-001.jpg
あれから1ケ月。なんとか目的達成できた。
帰路、花塚山が夕日で赤く染まっていた。
あの山頂から、「富士遠望最北限」に燃えた2年前の事を思い起こす。

明日の天気は良さそうだ。いわきの山から富士山が遠望できるという。
朝5時半のスタートで仲間と行くことになった。

さぁ、2013年も登るぞぉ!
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テーマ : 介護の仕事日記
ジャンル : 福祉・ボランティア

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頑張りましたね。
優しさが溢れています。
辛い方への労わり。何とかなる。何とかする。その一念なのでしょうね。
次々起こる問題。クリヤーできますように。

koyoさん、いつも応援いただきましてありがとうございます。
なんとかステージアップできました。
ジョイスティックの改造はアイデアがあるので、頭の中では完成しました。
次は以前も利用されていたショートスティもできるように、施設関係者との情報共有かと思っています。
既に4年間担当させていただいている方でもあり、徐々に難易度が高くなってきていますが、できる限りの支援を続けたいと思っています。
「生きる」って「努力」ですね。つくずく感じています。
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Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

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