なんとかする。なんとか出来た!

1週間が過ぎた。
課題だった電動車椅子のジョイスティックの高さ調整を完成させなければならなかった。レンタルの仕入れ先企業に「現場の需要を把握していない。オプション部品があるはずだから調べてほしい!」と仕事モードで厳しく問うと、「販売商品としては存在するのですが、当社では卸しができません。」との回答だった。
利用者さんには「なんとかできます!」と言い切ってしまっていたので、なんとかしなければならない。
それなら、時間もないからハンドメイド イン カワマタ」だ。
DSC_2825.jpg
改造前
DSC_2829.jpg
改造後
溶接機器があれば、なんでも出来ちゃうだろうけど、日曜大工程度の道具しかない。
イメージはできていたけど、丸い素材に四角の物体をどうやって固定できるか?
それが未経験でもあり最大の関所だった。
一人で悩んでいたって、そもそも畑違い。
相談でればいい。
センター長に「アイディアないですかねぇ?」と聞くが、・・?・・
ハッと思い出したのは、金属の廃品回収をやっていた利用者さんだった。
直ぐに、「メンテナンスに伺いました」と言って、契約いただいている用具の点検を行う。
実は、その方も車イスを利用されていた。
「ステップの位置が良くないので、もうちょっと内側に移動できないか?」という。
調整用の六角ねじがあり、希望通りに調整できた。
「他に、気になっていた事はなかってですか?」

そんな会話の後に、
「今、悩んでいることがあるんですが、」と相談した。
「いろんな金属部品が庭先にあるんですけど、ジョイスティックを取り付ける為の台座を作りたいのですが、使えそうな部品ってないですか?」と尋ねた。
その結果、良い答えが返ってきた。
「アルミの缶の中に使えそうなものが入っているから、これと思うモノがあったら持って行っていいよ」
いつもその方の仕事を手伝っている若い方が、話を聞いていてイメージを掴んでくれた。
いっしょに作業場に行ってくれて、「これなら出来るんじゃないかな?」と廃品の中から見つけてくれたモノがあった。
DSC_2832.jpg
玄関アルミサッシの框とガス管の接続部品だった。
車イスのジョイスティックの台座をボルトで固定できるように、ディスクサンダーでアルミ板を切り取り、オリジナル台座を作った。それはガス管の接続金具を自宅で不要になったステンレスのフレキシブルホースを付属のナットで接続するだけの事だった。これが出来れば9割かた完成したに等しい。
それでも、どうしてもブレが生じるので、アルミ材に板(事業所の靴ずりマット押えの端部を切り取った)をステに加工して固定。
DSC_2830.jpg
完成後、最終確認のため、通所リハビリの施設に車イスを運んで、テーブルの下までジョイスティックがぶつからないかをチェックした。(高さが解れば行く必要もないのだけど・・・)
作業療法士のESさんに対する鬱憤(うっぷん)ばらしもあったのだ。
ESさん「えっ?1週間程度で作ってしまったんですか?」

・・・(実質2時間だぜ)

何か、、、自分で言うのもおこがましいけど、上手に目的達成!
その後、利用者さん宅に車イスを届けました。
でも、、、、「明日は天気が良くないから、通所リハビリには行きたくネェ~」

言葉ではそういっていたけど、目を見ると喜んでおられたのが直ぐに解り「そんなわがままは聞こえませんでした。チェックに行くから、通所リハビリに行ってくださいよ!」と返す。
「(^。^) (^。^) (^。^)・・・」
何か、でかい山の山頂に立って周辺の眺
望を楽しんでいるような気分でした。

福祉用具の仕事って、創意工夫次第だ。
日常生活に寄与してきた様々な部品は、その本来の機能を失ってしまうと単なるゴミにすぎない。
でも材質や形状はオリジナルではつくりがたいモノであり、応用一つで生き返る。

これからは、ホームセンターに行く前に相談できるお店ができた。

こんなことやっていても良いのか否か?

この世界での事例が少なすぎるので何とも言えない・・・

でも、自分自身で採点すれば100点!目的達成できたから

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ジャンル : 福祉・ボランティア

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ドットドット

Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

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