源氏蛍 何年ぶりだったろう・・・

毎晩の夜9時のワンコ達との散歩
オヤ?蛍だ。
光の手を差し伸べると、直ぐに手の平に乗った。
子供のように嬉しくなってしまい、宝物を手中にし家に戻る。

なんとも言えぬ柔らかな光が手の上で点滅する。
心を明るく照らす光だ。
本日、大手電力会社の株主総会が開かれ、株主からの「脱原発」の議案は例外無しに「否決」された。
大手電力会社の経営状態は厳しく、原発再稼動は不可欠と考えている。
最終処分の回答もできないまま、今日明日の利益のみしか考えようとしない経営ビジョン。
新世界に視線を向けた電力会社は一社もなかった。
目先の利益をむさぼろうとする株主の利益の為に廃炉できない日本の現実に失望してしまった。
この感覚は、放射能汚染を体感しなければ理解できないのだろうか?
原発事故が起れば、東京電力のパワーでさえも元通りの生活と環境を取り戻すことはできないばかりか、国からの援助が
なければ企業自体吹き飛んでしまう程の天文学的な経費がかかる現実を我が身として認識できない。(認識したくない)
原発が文明にとって良いか悪いか?
単純な判断がなぜ人間はできなくなってしまったのか。
それは、サルと人間との違いなのか?
追い詰められた人間は、単純な判断ができなくなる。
それは、単に「金」という価値感の違いなのだと思う。
「金」さえあれば幸せになれるという「幻」(まぼろし)
そんなものは、一瞬で吹き飛んでしまった。
それが「福島人」以外には、解らないのだろうなぁ・・・(解りたくないのだろうなぁ)
「蛍の光」を見て、思うことだった。

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