自主的除染に係る費用賠償 ・・・  東電語のまやかし

自主的除染=自分でやった除染と解するのは大きな間違い!
自主的除染とは他人にやってもらった除染という東電語でした。

放射能の影響で、日本語さえも通じない時代になってしまった。


放射性物質による汚染を懸念し、国や地方公共団体等による除染によらず、実施を余儀なくされた除染作業に係る追加的費用の賠償です。
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東京電力賠償項目のご案内
地元TVでも報道され、間もなく川俣町の広報にも説明会の案内資料が入り、本日説明を聞きに行った。

雨模様だったけど、予約制だったので指定の時間に会場の「川俣町公民館仮設第二研修室」に行った。
外で待つ東電社員が傘をさしのべて会場に案内してくださった(接遇バッチリ!)

会場は、小学校の教室の半分くらいのスペースに、東電社員が約10名、相談者は自分も含め10名足らず。
数の少なさに先ずは違和感を感じた。

すぐに、東電の偉い人のあいさつが始まり説明に入った。
机上にはA3版サイズ両面カラー三色刷りの説明書
(こういうのって・・・、要注意だよな?)
・・・ポイントは、、、『除染作業を外部委託した方にかかった費用』のみ
ひと通りの説明がおわり、質疑応答の時間となった。

短気な性格(最近、特にそうなっている事には気付いていたので、自重している)の自分。
さっぱり質問が出ない。
いたたまれなくなり、挙手し、質問をぶつけた。

Q:賠償対象は、自主的除染をした当事者本人ではなくて、業者に頼んだ人にかかった領収書付きの費用請求だけなのか?
A: ・・・「すみません。そのとおりです」
Q:あの時に、除染したくても、震災直後で業者は忙しくて頼める業者など無かった。孫が産まれたばかりだったから、自分で100坪の土や芝生の除去をやるしかなかった。自分以外にも、みんな、自分で「自主的に」やらざるを得なかった。
業者に頼んだ費用だけを対象にするだなんて、あまりにも東電の合理的すぎる対応じゃないか?
A:・・・すみません
Q:・・・私以外にも、今は道路整備にひっかかっていなくなってしまったTさんだって、線量を心配して芝生を全部撤去した。腰や膝を悪くしてまで孫の為を思って一生懸命やった。
・・・貴方!一輪車に重い芝生を積んで100m先まで100回運んだことありますか?私は半年かかりました。どうなんですか?
A:・・・すみません
Q:これで終わりなんですか?このままなんですか?私にみたいな除染は対象にならないのですか?
A:・・・今日のことは上に報告させていただき、相談したいと思います。
Q:その結果は、いつ聞けますか?
A:・・・すみません。お約束できません。

そんな流れになってしまい、怒り心頭!

「こんなプリントに金かけて、中身は空っぽの茶番にすぎない!10時半から個別相談を予約していたけど、対象外だから帰ります!」と告げて会場を出た。
会場内は同調してくれる発言もなく、静まりかえってしまった。
・・・まずかったかなっても思ったけど、上げた拳が収まらなくなっていた。

(東電の誰かが後を追ってきて「お名前と連絡先を教えてください」と聞かれる様子もなく、落胆)

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東電の「自主的除染」とは、自分でやった除染ではなくて、業者等に委託して他人にやってもらった除染という意味。
領収書主義で通る請求だけなら、あの手この手で偽造もできる。
何を目的として、この請求受付を始めたのか?とも聞いたが、鈍った回答だった。
答えは、単純な経費精算程度の認識でシナリオをつくっただけであり、心労や労力を賠償できる制度設計ではなかった。
そして、感じたことは、未だに東電本社は被曝した当事者ではないという事。
人心をどのように方程式化できるかなど、領収書以外の方法でも十分可能である。
誰が除染をやろうとも、同じ作業をどれだけの時間と労力を要するかは「標準歩掛かり」を作れば良い。
それが東電基準であっても良いとしよう。
「ものさし」を作れば計りやすい。
業者請求書を精査して「高い」とか「安い」とかの判断をするにも、必要な「ものさし」だと思う。
今日の質疑回答では、その「ものさし」も現在無いというからお粗末である。

なぜ東電は、その「ものさし」を作ろうとしないのか?
それは請求書主義をどこまでも通そうとしか考えていないからだ。
その手法が馴れ親しんでいる環境なのだろう。

でも、そんな手法だけでは解決できない問題が今後多く出てくるであろう・・・

まだ説明が始まったばかりの「自主的除染に係る賠償」
多くの論議を期待したい!






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Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

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