対応が遅いアスベスト対策

img_30758_2988825_0.jpg

厚生労働省は5月11日、ようやく第1回目となる東日本大震災アスベスト対策合同会議を飛来、、これまでの取組や予備調査結果、今後の進め方についての会議をもった。
アスベスト

アスベストに関して、震災後いちはやく活動が開始されたのはボランティア団体によるマスク支給等の活動だった。
アスベストとは・・・
石綿(いしわた)のこと。髪の毛の5000分の1程度の細さで無味無臭。見えない。同じ見えない放射能線の場合は線量計でその場で有無がわかるけど、アスベストは光学顕微鏡やX線分析をしないと分からないから、対応はやっかいだ。吸い込んで体内に入ってしまうと溶けなくて排出されないで残留し、肺癌や中皮腫の原因となる。
2005年6月、尼崎市にあるクボタ旧神崎工場の従業員とその家族、工場付近の住民が、アスベスト繊維の吸引に起因すると考えられる中皮腫、肺ガンで死亡し、社会問題となった。
現在も、第一原発周辺で連日捜索活動が行われている。作業にあたっては白いタイベックスーツやマスク・手袋に白いタイベックシューズカバー等が使用されているが、それらは全てアスベスト除去等の時に義務化されている装備で、飛散度に応じ3段階の装備が決められている。
photo08_asbesto_l.jpg

吹付け石綿等の除去の場合は顔を全部覆ってしまう装備で行われる。
自分自身も、アスベストの分析や除去工事の経験もあり、その時の肉体的精神的苦痛を思い出し、同情して報道を見てしまう。
実は、このスタイルは、原発周辺だけでなく、震災で瓦礫と化した被災地復興の現場でも行われなければならないと危惧しているのだ。
阪神大震災でも、また9.11テロでも、大量のアスベスト粉塵が飛散して一般市民や消防士が被爆してしまったことが、ほとんど報道すらされていない。
放射能の恐怖は広島・長崎原爆によって全国民が理解しているが、それも正確ではない。
しかし、アスベストの健康被害の認識の低さには相当の温度差を感じてしまう。
f51c64a5.jpg
現在、被災地では、過去に経験したことのない大量の瓦礫撤去が進行中である。瓦礫は被災地で重機によって粉々に砕かれトラックに積まれ、養生シートもなく廃材むき出し状態で街中を粉塵まき散らしながら走る・・・
アスベストは吹付け材だけだと思っているのだろうか?
asbestos_img_01.jpg

アスベストは板状に成型された建材がいっぱいあって、工場や一般住宅にも大量し使用されていた。
9gtrggimagesCAVC2INW.jpg

普段は飛散しないけど、割ったりすると飛散してしまう。粉々に砕かれ粉塵化してしまったアスベスト建材は吹付けアスベストと大差はなく、水などで濡らせば飛散しないけど、乾燥すれば飛散する。
厚労省は、現場や被災地そして周辺に対し、解りやすくポイントだけを絞った説明と広報することは直ぐにでも出来る対策だ。

スポンサーサイト

テーマ : 健康
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター
リンク
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

ドットドット

Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: