「がんばっぺ」 「元気です」 どうすればいいんだ・・・

帰宅中の車で「ふくしまFM」のラジオ番組をやっていた。

男のナレーターがこんな事を言っていて、気分が悪くなった。

「福島には毎週金曜日に来てラジオの仕事をやっていますが、みなさん!福島は元気です!。
ちなみに郡山なのですが、駅前は酒を飲みにたくさんの人が元気に歩いています!」

こいつ、何を見ているんだよ!
何を言いたいんだだよ!

公共の電波を使って、何を発信しようとしたいんだよ!

理解したつもりで適当な事吐いてんじゃないよ!

経産省のまわし者か?お前は!


現実は、放射能汚染が後出し的に公表され、疑心暗鬼の毎日なのだ。

がんばり続けて5ケ月目だ。

町の情報も含め、政府や東電の情報は事実を隠蔽され、上手に作文されたものだから信用できない。

信用した方が気は楽になるのだが(宗教のように)、ガンになって短命では終わりたくない。

外部被曝の対策ですら試行錯誤しているというのに、食を通じた内部被曝の問題が大きく報道されはじめた。

状況はどんどん悪化して、最近では胃に痛みを感じてきた。

仕事中も線量計を首に下げて顧客を回っているが、突然警報が発し、急ブレーキ。(5μSV/h以上時)

先に進めない。そうは言っても仕事だから先に進むと、原発事故以前と何も変わらない生活をしている家があった。

養蚕を営んでいるお宅だった。

「おおびき」の時期が過ぎてまゆを作り始めている時だった。

土壁の古い住まいで、広い土間と「いろり」があり、小上がりは何十年も磨きあげられた板の間。

その部分だけの広さでも、ざっと約20坪。

板の間に藁でできた「まゆ床」がひとつだけ置いてあり、奇妙に思った。

E7B9ADaae43.jpg
聞くと、今年は病気になってしまう「かいこ様」が多いそうで、まゆを作り始めても、大きくならないで死んでしまうらしいのだ。
見ると、確かにまゆが小さくて、音も少ない。

心配そうな視線を「まゆ床」におとすお母さんの顔があった・・・


いちがいに、これもまた原発の影響とは言えないかもしれないが、、、そうなのだと考えるのが自然だった。

川俣町は、養蚕で栄えた町として全国にも知られた時代があり、「川俣羽二重」として小学校の教科書にも出た。

養蚕農家は極端に少なくなってしまったが、伝統的な手法で、この時代でも養蚕は行われている。


こんな生活を何年続けられるだろう・・・ 
モチベーションは高い自分ではあるが、最近はダウン傾向・・・


道路脇に「がんばっぺ福島」とか「元気です福島」とか旗があちこちに増えてきているが、
違うだろう!

見て、いつも思うのは、「どう?がんばっぺ!」「どう?元気出せばいいの?」

心底から、拳を握って「頑張っペ!」という気持ちにはなれないのである。

それよりも、ひとつだけでいいから「具体的な生きる知恵」を教えてくれと言いたいのだ。

旗を見れば見るほど、「空虚」さを感じてしまうのは私だけなのか・・・

空っぽなお祭り気分では居られないんだよ!
悲しくも感じてくるのだった。
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テーマ : 地震・災害対策
ジャンル : ライフ

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ドットドット

Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

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