線量計は、闇を照らす懐中電灯、累積被曝量は体温計のようなもの  

朝日新聞
旧日本原子力研究所元研究主幹の田辺文也氏が、震災10日後3号機が「炉心再溶融」したとする説をまとめ、来月の日本原子力学会で発表すると報じた。
3号機では、3月21日午後と23日午後に原子炉建屋から黒煙があがっていたが、東電はその原因を公表していない。
田辺氏は、東北・関東で観測された空気線量率の推移などもまとめ直し、その原因を冷却不足によって圧力容器からメルトダウンした核燃料が格納容器に落ち、水と反応して大量に放射能が飛散したというものだ。
小出助教の話を聞いていたので、当然そうなっていただろうと思っていたし、使用済核燃料プールだって無くなってしまっているし、中性子も観測されているのだから、もっともっと深刻な問題が隠されていると思っている。

東電・政府は収束に向けた工程表に大きな狂いが生ずることや、反原発運動を危惧して今だに公表を避けている。

千葉県柏市の高級住宅街で土壌1kg当たり5万ベクレルという高濃度汚染が市民レベルのモニタリングによって発見された。
一個人が一般的な空気中の線量計測を行なっていたら、一際数値が高い場所を発見。
中国製の安い機種だったので、別な線量計を持っている人にもお願いして3機種で計測しなおしたが、ほぼ同じ数値だったそうで、その土を採取して専門機関に土壌汚染計測を依頼した結果だったそうだ。

柏市のこの汚染も、まちがいなくこの時の放射能であろう。


数値をみるのが飽きてきた
毎日毎日公表される定点観測の数値をどのようにとらえているのだろう・・・
最近は数値もあまり変化がなかった為か、いつも線量計を持っている自分も線量を聞かれなくなった。

昨日も無事に過ごせたし、今日もきっと、そうは変わっていないだろう・・・
それよりも熱中症の心配が先のようだ。

でも、外歩きが多い自分の仕事では、いつも行っている場所で突然警報が鳴ったり、数値が変化する場所がある。
周辺の樹木や雨の影響なのだろうと思われるが、自動車サーベイモニタリングを見てもわかるように、ちょっと数メートル移動しただけでも大きく数値が変わる場所がいっぱいある。

モニタリング調査は始まったばかりであり、まだまだ粗い状況であるのに、それを知らない方が良いと言い出す人も出始めた。

「知らぬが仏」という心境に陥ってしまった方だ。

自分は、線量計は、闇を照らす懐中電灯のようなものだ。そして得られる累積線量は体温計のようなものと実感している。
子を持つ親や、これから子供をつくろうと考えている若いカップルには必需品と思うのだ。
できるだけ被爆を避ける生活は、政府の力でなんてできっこないし、自助努力のみ。
それでも鈍感ぶっている人に対しては、「知らぬヤツはホットケ」と言いたくもなる。
こんな生活が長く続くと、どこかでどうでもよくなってしまうのかなぁ?
内部被曝のことを思うと外部被曝だけでも、一日1μSVだけでも下げたいのに・・・

内部被爆は線量計ではわからないから、とてもやっかいであり、完全な闇である。

職場の人がどこからかゴーヤをいっぱいもらってきた。
「〇〇の場所で採れたゴーヤだから大丈夫」と都合良く解釈して、一人で食べればいいのに、みんなの分までジュースを作って振舞った。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
グリーンカーテン変わりに葉っぱの大きいゴーヤが植えられているケースが多く、どうやら、それらしい。
グリーンカーテンはどこも軒下にある。放射線が高い場所じゃないか?
「これはおいしい!」といって、若い女性職員人が飲んだ。そしてつられるようにみんなが飲んだ。
自分は勿論飲まないのだったが、これでいいのかよぉ~

そんな自分を、神経質になりすぎると、かえって体に良くないよと優しく言ってくださる方もいる。

その優しさも心にしみるのだが、それでも飲むわけにはいかない。

それを飲んじゃったら、なんでもOKの生活になってしまう。

そんな人が周辺には多くなってきている。

せめて、次の時代を創る若い世代の人にはもっともっと神経質になってほしいと願う。

自分の子供達も含めて。

立秋かぁ・・・

今年は何をやっていたのだろう。




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Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

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