累積被爆量を知ることから見えてくるもの・・・

DSCF8025.jpg
自治会やPTA、ボランティア団体などの通学路や公園などの除染作業に対する補助制度が動き始めた。
高圧洗浄機や線量計を各団体が保有し、その購入費に対して最大50万円の支援が得られる。
全県で36億円の予算がついたそうだ。
ところが、貰える金には高いハードルがあった。
除染作業に伴い発生する汚染物を保管する仮置き場が確保されていなければならない。
その結果、県にあがった申請はただ1件のみだったようである。(笑)
(9/13福島民報)

なんともお役所的な発想である。

県の狙いは、子供達が安全に通学し遊べる通学路や公園に的(マト)をしぼっての除染作業。
(かっこいい)

洗浄機を買って水墳を上げれば「除染しているぞ!」というやった気があるし、やっている画も描ける。
そういうイメージがあるのだろうなぁ・・・(自己満足)
DSCF7691.jpg

やめた方が良いと思う。

全く的外れである。

高圧洗浄機を使っての除染作業風景はTVなどで報じられ、作業後の線量が半分以下になったとコメントされているが、示されているデータは汚染された土砂がたまった水路や雨樋など局所的なデータに過ぎず、普段、生活の場とし長時間いる自宅内部の線量変化については紹介されていない。

除染の的は、1日の3分の1は寝て過ごす「住まい」だろう!
その空間までの行政の介入は関与したくないのかな?

眠っていても、外が晴れても雨が降っても雪が降っても被爆し続ける部屋。
除染を優先しなければならないを最も重要な汚染区域なのだ。
cap001aaa.jpg

先ずは、子供達の被爆を最優先に避けなければならない。

ウルトラマンの胸のピコピコアラームと同じで、子供達全員に線量計を持たせるべきである。
そして24時間の累積線量を記録していけば良い。(具体的な被爆記録としても価値がある)
その結果、きっと通学時間中に受ける被爆量は全体比でみれば、わずかな比率であることが理解されるだろう。
そして、いかに長時間いる自宅での被爆量に気がつく。

一団体あたり50万とは、機械売り(洗浄機)しやすい囲い込み策。
36億円で線量計は3600000000÷50000=7万2千台購入できる。
被爆線量が高い地域から優先的に子供達に配るべきだ。

そうすれば効果的な除染対策の手法も違ってくるのではないか?

除染作業の実績として、我家でもは上司からエンジン式高圧洗浄器を借りて、2日間に渡り自宅や周辺の除染を行ったが、線量はほとんど下がらなかったのだ。
また、この地区の実情としては、通学路や公園・バス停の多くは土や砂利敷きのままであるから、洗浄機は使えない。
畑の表土を剥ぎ取った場合は3分の1に低下した。但し、人力での作業では大変だった。
敷地内に表土は移動した。直ぐにやろうとすれば、置き場はそこしかないし、遠い場所への移動となると膨大な時間と労力が必要だ。


保健士が線量ガラスバッチをつけて同じ汚染地域で活動していても、累積線量には大きなばらつきがあったと報道された。
私生活はマチマチなのだから、あたり前。
Aさんは鉄筋コンクリートのマンション住まい。
Bさんは木造住宅。
そんな事は最初から結果が試算できる。


放射線との共生が現実となった今、被爆をできるだけ受けない為の安全な場所探しが大切であり、高圧洗浄機を買っても結果は出ない。
お祭り騒ぎで失敗するのが見え見えなのだ。
スポンサーサイト

テーマ : 生きること
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター
リンク
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

ドットドット

Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: