電気が止まっても原発はいらない理由

17日、京都府の山田知事が福島県庁を訪れ、佐藤知事と原子力の安全規制について会談した。
その時に、山田知事は新地町、相馬市、南相馬市を視察、「福島を訪ね原発事故の重大さを再認識した。・・・」(福島民報5/18)

連日、夏の電力不足の報道が続いている。そして必ず原発再稼動の是非も論じられているのだが、私はそうした報道を聞く気にもなれない心境になってきている。

原発再稼動を電力不足解消の切り札のように示唆する記事(朝日新聞)もある。

そうした報道を知るたびに、「もう、福島原発事故は過去のもの」「福島は忘れられている」と落胆してしまうのだ。

いったい、いつから原発事故は二度と起らないとわかったの?
いつから大飯原発や泊原発の断層対策や地震・津波対策が終わったの?
竜巻対策は終わったの?

目の前の電力不足を理由に、また時限爆弾にスイッチを入れようとしている行為にしか見えないのだ。


福島がそうであったように、原発立地の地元の原発による経済効果は計り知れないものがあり、特におおい町は原発なくして町の繁栄は厳しいのかもしれないが、事故がおこれば、準備時間もなく突然一瞬にして全てを失ってしまうのだ。その被害規模は、おおい町に止まらず、琵琶湖を汚染し周辺の大都市(京都・大阪)も含め1000万人以上が日常を失うだろう。


DSC_0869.jpg
今朝の福島民報朝刊


福島原発事故は終わっていないのだ。4号機の使用済み格燃料プールの崩壊がおこれば東日本は壊滅する危機を抱えたままである。
まだまだ事故は収束できず、現場は毎日がハラハラドキドキの手探り状態の現在進行形。
そして、避難されている方は、行方を見出せないままでいるのだ。

そうした福島の状況・日本の状況は全国民に共有されていない。
認識や意識の温度差は、九州に旅した時に痛いほど実感できた。
旅先で宿の方などと会話できたが、「ベクレル」「セシウム」といった言葉すら知らないでいたのだ。

京都府の山田知事が福島を訪れ、何を再認識したのかは別にしても、被災地の空気と人の表情の違いにだけでも気がついてくれればありがたい。


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まとめtyaiました【電気が止まっても原発はいらない理由】

17日、京都府の山田知事が福島県庁を訪れ、佐藤知事と原子力の安全規制について会談した。その時に、山田知事は新地町、相馬市、南相馬市を視察、「福島を訪ね原発事故の重大さを再認識した。・・・」(福島民報5/18)連日、夏の電力不足の報道が続いている。そして必ず原...

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こんにちわ、ももで~す。
自分の身に降りかからなければ分からないのでしょう~
チェルノブイリの事故を教訓に福島原発が止まりましたか?
福島県民は原発反対という意識になりましたか?
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Author:ドットドット
原発事故まではハーブや自家製野菜・果物作りの生活を満喫していましたが、放射能汚染されてしまい、もう無理。
今は仲間と大好きな山登りをして写真を撮り歩きして楽しんでいます。
原発事故後の風土と日常をとりあげてをいこうと思います。

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